【2026年5月実食】近江市場の朝ごはん|岩ガキ2,200円の衝撃|金沢の旅

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岩ガキ金沢近江市場2026-05-23撮影

金沢で一泊、明日の朝、何を食べますか――ホテルのバイキングで適当に済ますか、それとも近江町市場で「金沢らしい朝」を取りに行くか。この一つの選択で、その日一日の満足度は本当に変わります。

結論から言ってしまうとですね、近江町市場の朝ごはんは「朝7〜8時開店の店」を狙うのが正解です。並びゼロ、待ち時間ゼロ、それでいて金沢の海の幸を一番いい状態で味わえる。昼の人気店は2時間待ちもザラ、特上丼は3,000円超え――そんな”近江町あるある”の苦労は、朝に動くだけでほぼ全部回避できるんですよ。

申し遅れました、旅ちゃんと申します。52歳、本業は大手メーカーの課長で、出張歴25年。47都道府県すべてに足を運んで、出張先で“ハズさない店”を探し続けてきました。2026年5月23日、福井出張の帰りに金沢で一泊し、翌朝いちばんで近江町市場へ。実際に岩ガキ・寿司を食べて、駅からのバスにも迷って、その全部を持ち帰ってきました。

この記事では、その実食レポからスタートして、駅からの行き方、朝に開く店の時間帯マップ、海鮮丼の名店紹介、食べ歩きマナーまで――「明日の朝、迷わず近江町に飛び込めるだけの情報」を全部詰め込みました。読み終わる頃には、頭の中に「朝7時、私はあの店に行く」という明確な行動プランができているはずです。

目次

金沢近江町市場【実食レポ】2026年5月 朝の近江町で食べたもの

店の話・営業時間の話・アクセスの話――それは後でいくらでもします。まず最初に、私が朝の近江町で実際に何を食べたか、その話から始めさせてください。これが「朝に行くべき」という結論の、何よりの根拠になっていると思うので。

2026年5月23日、土曜日。福井での出張仕事を金曜に終えて、その足で金沢へ移動して一泊。翌朝の楽しみは決まっていました――近江町市場で朝ごはん。土曜の朝とはいえ、人気店が混み始めるのは11時以降だと事前リサーチで把握済み。だから、朝イチで動く。これだけは譲りませんでした。

[※ここに近江町市場の朝の通路の写真を挿入(撮影可能だった範囲で)]

奮発した特大の岩ガキ2,200円|手のひらサイズの衝撃

市場に入って、まず狙ったのは岩ガキでした。5月は能登産の岩牡蠣が出始める時期。年に一度しかないこの旬を、地元金沢で食べずに帰る選択肢は私の中にありませんでした。

店先のガラスケースには、大小さまざまな殻付きの岩ガキ。値段は500円台から、大きいものは2,000円超。「どうします?」と聞かれて、私はちょっと迷って、結局2,200円の特大を頼んでしまいました。出張のあと、家族の顔も見ずに金沢で泊まっているうしろめたさを、岩ガキで上書きしようとしたんです。ええ、完全にやらかしです。

店員さんがその場で殻をパキッと開けて、洗って、レモンを軽く絞って渡してくれる。手のひらに乗せた瞬間、これがね、余るんですよ、手のひらに。重い、というよりズシッとくる。殻の縁から海水が滴って、磯の香りがふわっと立ち上がる――この時点で、もう勝った気がしました。

口に入れた瞬間、まず潮の香り。それから、噛むまでもなく舌の上で身がほどけて、ミルクのような濃厚な甘さと、ほのかな鉄っぽさ。岩ガキ独特の”濃さ”が口の中いっぱいに広がって、思わず目を閉じたくなる味でした。冷蔵庫で運ばれてきた居酒屋の生牡蠣とは、根本的に別の生き物です。

いやもうね、これは贅沢なんていうレベルじゃなかったんですよ。朝から完全に勝った気分でした。2,200円は確かに安くないんですけど、年に一度の旬を、市場で買い付けたばかりの一個と引き換え――そう考えたら、東京のフレンチで前菜にカキ1個出されて同じ値段払うより、よっぽど納得感があります。

寿司8貫1,700円|朝ごはんに「これ以上の正解はない」

岩ガキで完全燃焼してもよかったんですが、せっかく金沢の朝に来ているのに寿司を抜きに帰るのも違う。市場の中を少し歩いて、寿司を出している店へ。8貫で1,700円の盛り合わせを注文しました。

来た一皿を見て、まず思ったのは「シャリが小さい」ということ。ネタが立派なのに、ご飯はキュッとまとまっていて控えめ。これがね、朝ごはんとしてめちゃくちゃ正解なんですよ。朝から大盛り丼を食べると、午前中の観光が眠くなる。出張で全国を回ってきた人間として、これは経験則です。シャリ少なめ・ネタ大ぶりの8貫は、朝の胃にちょうどいいボリュームでした。

[※ここに寿司8貫の写真を挿入(撮影許可済み)]

ネタ一貫一貫の鮮度は、東京の回らない寿司屋を引き合いに出すのが申し訳ないくらい。夜の宴会価格を知っている人間からすると、この朝の価格設定は異常に良心的に見えるんです。出張で接待やら何やらで、寿司8貫に5,000円・6,000円払ってきた身としては、「いやこれ1,500円って正気か?」と本気で思いました。

もちろん、これは早朝に動いたから入れた店です。同じ寿司を昼に食べようとしたら、店外5名超えの行列に並んで2時間――そこから「8貫1,500円の朝ごはんセット」が席に出てくるまでの時間を計算したら、もう全然違う食事になります。「並ばずに、朝の落ち着いた空気の中で、軽い量の寿司を1,500円で」――この体験ができるのが、まさに近江町の”朝ごはん”の正解なんですよね。

撮影は「許可を取って」が正解だった

食べる前に、もう一つ大事なことを書いておきます。市場での写真撮影は、ひと声かけるのが正解。これは本当に大事なんです。

近江町市場では、店頭に並んでいる鮮魚・カニ・甲殻類などの商品は基本的に撮影NGです。これは商売物の見た目を勝手に拡散されると困る、という店側の事情。当然のマナーで、私もこれを知っていたので、ガラスケースの生魚はカメラを向けませんでした。

一方で、自分が買ったもの・注文したものはOK――というのが基本ルール。今回、岩ガキを食べた店で「あの、SNSにも上げたいので、これ撮ってもいいですか?」と店員さんに声をかけてみたんですね。そしたら「もちろん、どうぞ」と笑顔で返してくれた。寿司の店も同じく、注文した皿だけは撮らせてくれました。

これね、Vlogや写真目的で市場に行く人ほど、押さえておいてほしいんです。全国の有名市場を回ってきましたけど、「黙って撮る」と確実に空気が悪くなる。逆に「一声かける」だけで、店員さんが盛り付けを直してくれたり、おすすめのアングルを教えてくれたりすることもあるくらい。マナーを守る人ほど、結局いい画が撮れるんですよ。

  • 店頭の鮮魚・カニ・甲殻類 → 基本撮影NG
  • 自分が買った・注文した品 → OK
  • 許可を取ったもの → OK(笑顔で「どうぞ」が大半)
  • 店内全体の撮影 → 店ごとに方針が違う。入店時に確認を

お土産は甘えびのトリュフ加工品

食べたものだけで終わらないのが、市場の楽しみ方。持ち帰る一品まで含めて、近江町は完成します。今回、私が選んだのは甘えびのトリュフ加工品でした。

市場の通路を歩いていて、目に留まった一品。甘えびに黒トリュフを合わせた瓶詰めで、ご飯にのせても、パスタに絡めてもいけるタイプ。普段あまり買わないジャンルなんですが、「金沢の市場でしか出会えない組み合わせ」を一つだけ持ち帰りたくて、つい手が伸びました。

これが家に帰ってからの正解で、妻が珍しく「これ何?美味しいね」と一言。出張のお土産って、選び方を間違えると「ありがと」で終わって冷蔵庫の片隅で忘れられる末路なんですが、今回はちゃんと食卓に出てきました。市場の楽しさは”食べる”だけじゃなく、”持ち帰る”までセット――これは旅ちゃんの持論です。

さて、ここまでが私が朝の近江町で実際にやったこと。岩ガキ2,200円、寿司8貫1,500円、甘えびトリュフ。撮影は許可を取る。これが私の2026年5月の朝、近江町の朝ごはんでした。ここから先は、この体験をもとに、あなたが同じ朝を再現するための情報を順番にお渡しします。

金沢駅から近江町市場へ|”バスが分かりにくい”問題に正面回答

「金沢駅から近江町市場、バスってどこから乗るの?」――これ、検索ニーズの定番中の定番です。私も実際に迷いました。だからこそ、ここは正面から答えます。

結論|東口6〜9番のりば→「武蔵ヶ辻・近江町市場」下車・210円・約5分

結論からまとめます。金沢駅の兼六園口(東口)のバスのりば、その6〜9番のりばから乗ってください。降りるのは「武蔵ヶ辻・近江町市場」。所要時間は約5分、運賃は210円(2026年5月時点・金沢観光協会/近江町市場公式より)。バス停は駅東口から2つ目です。

金沢駅→近江町市場 バスでの行き方(2026年5月時点)
  • 乗り場:金沢駅 兼六園口(東口)バスのりば 6〜9番
  • 系統:城下まち金沢周遊バス/北陸鉄道路線バス/西日本JRバス(いずれも経由)
  • 降りる場所:「武蔵ヶ辻・近江町市場」(駅東口から2つ目)
  • 所要時間:約5分
  • 運賃:210円
  • 下車後:徒歩約1分で市場入口

これだけ覚えておけば、まず迷いません。ただ、現地に着いてみると――そう簡単じゃないんですよ、これが。

【実体験】私もバス乗り場で迷った話

正直に告白します。私も金沢駅東口で、バス乗り場が分からずに一度ウロウロしました。「6〜9番のりば」と言葉では分かっているのに、現地は複数ののりばが横並びで、しかも系統が違う複数のバスが入れ替わり立ち替わり来る。初見の旅行者には、なかなかの情報量です。

結局、案内表示板をじっくり読んで、行き先に「武蔵ヶ辻」を含む系統を確認して、そこから乗りました。乗ってしまえばあっという間。5分でちゃんと到着します。所要時間ではなく、「乗り場にたどり着くまで」が一番の難所――これが旅ちゃんからの正直な伝言です。

親父、5分のバスにそんなに迷う?大げさじゃない?

迷うのよ、これが。初見で「6〜9番」って言われてもさぁ、6・7・8・9のどれに乗ればいいか、行き先で見極めないといけないわけで。スマホ片手にウロウロして、出発直前に飛び乗るパターンでした。お前も次の出張で味わってみろよ、わかるから。

もう一つ、私が現地で気づいたこと――朝の時間帯なら、徒歩で行ってしまうのも全然アリ。金沢駅から近江町市場まで、徒歩で約12〜15分。朝の空気を吸いながら歩けば、町並みも楽しめます。雨の日はバス、晴れの日は徒歩――これくらい柔軟に考えていいと思います。

金沢市内1日フリー乗車券(800円)の損益分岐

近江町だけで終わらず、兼六園・茶屋街もバスで回るなら検討すべきなのが金沢市内1日フリー乗車券(800円)。北陸鉄道路線バス・周遊バスが乗り放題になるチケットで、観光協会の情報をもとに整理すると、損益分岐は「3回バスに乗るかどうか」です。

  • 2回乗る → 210円×2=420円。フリー券のほうが損
  • 3回乗る → 210円×3=630円。微妙。乗る予定の確実性次第
  • 4回乗る → 210円×4=840円。フリー券のほうが得

金沢駅→近江町→金沢城・兼六園→ひがし茶屋街→金沢駅という王道コースなら、フリー券がジワッと効いてくる計算です。一方、近江町だけ行って徒歩で観光地を回るなら、現金支払いで十分。自分の旅程で「バスに何回乗るか」を先にカウントしてから判断するのが、損しないコツです。

車で行く人向け|直結駐車場と各IC所要時間

車で行く方向けに、直結駐車場と各ICからの所要時間もまとめておきます。市場直結の駐車場は3つあり、いずれも高さ制限2.1m。背の高いミニバンや一部の輸入車は事前に高さチェックを推奨します。

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駐車場収容台数立地
近江町いちば館最大94台市場直結
近江町ふれあい館最大225台市場直結
近江町パーキング最大228台市場すぐ近く
  • 金沢森本ICから 約15分
  • 金沢東ICから 約20分
  • 金沢西ICから 約25分

※ 上記は2026年5月時点の情報(金沢観光協会・近江町市場公式より)。混雑時期は満車になりやすいので、車派こそ朝イチ着がオススメです。私が朝7時台に通った時は、駐車場もスカスカでした。

近江市場の朝ごはんは「行く価値あり」で確定。ただし”勝負は時間帯”

ここまで読んでくれた方なら、もうお分かりだと思います。近江町市場の朝ごはんは”行くか行かないか”で迷う段階ではない。実食レポでも書いた通り、朝に動けば岩ガキも寿司も最高の状態で味わえます。問題はその先――「どの店に、何時に、何を食べに行くか」、ここで勝負が決まります。

「やめとけ」系の声がほぼない理由

このキーワードで実際に上位の記事を10本ほど確認してみたんですが、面白いことに気づきます。「近江町市場 朝ごはん やめとけ」「がっかり」系の論調がほぼ皆無なんです。食べログまとめ、じゃらん、Retty、OnTrip JAL、地元グルメブロガー――どこを見ても、論点は「どの店がおすすめか」「何時に行くべきか」に集中しています。

もちろん、否定的な声がゼロというわけではありません。読み込んでいくと、ネガティブな声は2系統に集約されます。

「人気店は週末ランチで2時間以上待ちが普通。店外に5名並んでいたら待ち2時間以上が目安。海鮮丼を2時間並んで食べるものか…混雑時を外すことを強く勧める」
――金沢観光推進委員会(海鮮丼ランキング・2024年12月)

「とにかく高い。海鮮丼でも3,000円以上から。予想より高くてびっくり。市場というより観光地という印象だった」
――トリップアドバイザー(カニ解禁期の口コミ・2018年12月)

つまりネガは「①混雑・待ち時間」と「②観光地価格(特上丼3,000円超)」のほぼ2点。逆に言えば、この2点さえクリアできれば、近江町の朝ごはんに不満が出る要素はほぼなくなります。そして、この2点を一気にクリアできる方法が「朝に行く・少量を選ぶ」――これだけなんですよ。

一方、肯定的な声は山ほどあります。「ネタの鮮度が良く、市場で食べた海鮮丼で一番」(食べログまとめ)、「これが金沢名物の海鮮丼かと噛みしめた。どれもプリプリで美味しく、無料のあら汁も美味しかった」(食べログまとめ)――こうした声が圧倒的多数。だからこそ、上位記事はみな”おすすめ前提”で書かれている、というわけです。

満足度を決めるのは”店”と”時間帯”の2つだけ

30年、出張のたびに全国の市場メシを食べてきました。北は札幌・小樽、南は那覇まで。それで一つだけ言える結論があります。市場メシの満足度は、店と時間帯でほぼ全部決まる。料理の腕や食材の質も大事ですが、それ以上に「どの時間に、どの店に行くか」の選択が満足度を左右するんです。

近江町市場の場合、答えはもうクリアです。朝7〜8時に開店直後を狙う、これだけ。市場全体は9時から動き出しますが、海鮮丼や寿司の名店の中には7時開店・8時開店の店がちゃんと存在します。9時を待っていたら、その時点で観光客が動き出して混み始める。市場の開店時間と、飲食店の開店時間は別物――ここを知っているかどうかで、近江町の体験は全然違ってきます。

朝から並ぶの面倒くさくない?普通に10時くらいに行けばいいじゃん。

並ばないために朝に行くんだよ。10時に行ったらね、まだギリギリ大丈夫だけど11時から地獄が始まる。お前の言う”普通”の時間が、人気店の戦場なの。早起きは三文の徳どころか、2時間と3,000円の徳ですよ。

昼は混雑、ねらい目は朝。”朝に行くべき”3つの理由

「朝、朝って言うけど、本当にそんなに違うの?」――こう思う方のために、朝に行くべき具体的な理由を3つ、整理してお渡しします。これは私の主観ではなくて、複数メディアの口コミ・取材データから読み取れる客観的な事実です。

理由①|11〜12時から店外5名超え=2時間待ち突入

まず一つめの理由。近江町市場の人気店は、11〜12時から急激に混み始めます。金沢観光推進委員会の覆面調査によると、「店外に5名並んでいたら2時間待ちが目安」とのこと。週末ランチの人気店では、これが日常風景になります。

2時間並んで食べる海鮮丼――もちろん美味しいでしょう。でも、考えてみてください。2時間あれば、金沢城公園を1周して、兼六園を半分回れます。せっかくの旅行で、海鮮丼1杯のために午前中の貴重な時間を犠牲にするのは、私はもったいないと思うんです。

「人気店なんだから多少待つのは仕方ない」――この考え方も分かります。でも、その「多少」が2時間。これは多少じゃない。そして、この行列地獄は「朝に動く」だけで完全に回避できる。それが、この記事の核心メッセージなんです。

理由②|朝7〜10時は”待ち時間ゼロ”の声が多数

二つめの理由。朝7〜10時の時間帯は「待ち時間ゼロ」「並ばずに入れた」という声が複数のメディアで一致しています。地元グルメブロガーのhide95さんは、「朝10時に行ったら待ち時間ゼロで入れた。11〜12時に一気に混むので、7〜10時の朝はねらい目」と書かれています(出典:hide95「近江町市場の朝ごはん11選」)。

これは私の2026年5月の実体験とも完全に一致します。土曜の朝7時台に市場に入って、岩ガキの店も寿司の店も並び・ストレスゼロ。土曜なのに、です。市場全体は閑散としているわけではなくて、地元の人や開店準備の店員さんで活気はある。でも観光客の長い行列はない――この絶妙な空気感が、朝の近江町の特権なんですよ。

近江町市場の時間帯別 混雑感の目安
  • 7:00〜10:00 → 待ち時間ゼロ〜短時間。地元客中心で落ち着いた雰囲気
  • 10:00〜11:00 → 観光客が増え始める。まだ並ばずに入れる店多数
  • 11:00〜12:00 → 人気店に行列発生。一気にピーク化
  • 12:00〜14:00 → 週末は2時間待ちも珍しくない
  • 14:00以降 → 徐々に落ち着くが、品切れ・閉店の店も

理由③|朝のうちに食べれば、午前中の観光に余裕が出る

三つめの理由。これが意外と見落とされるんですが、朝に食べると、その後の一日の組み方が全然違ってくるんです。

例えば、朝食を9時にホテルでダラダラ食べて、10時にチェックアウト、11時に近江町に着いて、行列で12時、食べ終わって13時――この時点で午前中はもう終わってます。一方、朝7時に近江町着、8時に食事完了、9時には金沢城。同じ一日でも、観光に使える時間が3時間以上違ってきます。

「旅行の朝こそ早起き」――これ、25年出張で全国を回ってきた人間の経験則です。観光地は朝のほうが空いていて、写真も撮りやすく、地元の人の日常風景も覗ける。金沢の朝食を制する者は、金沢の一日を制すると言ってもいいくらい。早起きの効能を、私はもう25年間享受してきました。

【近江町市場朝ごはん時間帯マップ】朝に開く店の早見表(7:00/8:00/8:30〜)

ここからが、この記事の”地図”にあたるパートです。近江町市場の朝ごはんで一番大事なのは「何時に、どの店が開いているか」。これを一覧で押さえれば、あとは自分の旅程に合わせて店を選ぶだけ。

開店時間×看板メニューの一覧表

各メディアの情報(食べログまとめ/hide95/るるぶ+/たびらい/市場屋公式)を2026年5月時点で再確認してまとめた、朝に開く店の早見表です。営業時間は変動するため、訪問前に各店公式・食べログで最新情報を確認してください

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店名開店時間看板メニュー特徴
ゆたか水産7:00海鮮丼/日替わり店主自ら金沢港で買い付け
海鮮料理 平井(近江町海鮮丼家)7:00海鮮丼一人客にも入りやすい
市場屋(能加万菜)8:00海鮮丼近江町市場総本店
もりもり寿し 近江町店8:00寿司/海鮮丼シャリ小さめネタ大ぶり
いきいき亭 近江町店朝〜(要確認)金沢丼(ご飯と海鮮 別盛り)鮮魚通り沿いの小さな名店
山さん寿司 本店朝〜(要確認)海鮮丼(金箔のせ)器から溢れる豪快な丼/行列覚悟
近江町市場寿し8:30前後(要確認)回転寿司/北陸五点盛少量ずつ複数楽しめる

※ 上記は2026年5月時点で確認できた範囲の情報です。営業時間・定休日は変動するため、各店公式サイトや食べログで訪問前に最新情報をご確認ください。水曜定休の店が比較的多い点にもご注意を。

時間帯ごとに”狙える店”の早見

表だけだと選びにくいので、時間帯別に「この時間にこの店」を整理しました。自分が市場に着く時刻を決めて、それに合わせて店を選ぶ――この順番が一番効率がいいです。

STEP

最速組:ゆたか水産・平井系。市場全体はまだ静か。観光客ゼロ、地元の仕入れの人たちが行き交う中で海鮮丼。前泊出張族の午前移動にも対応できる時間帯です。

STEP

朝食メインタイム:市場屋・もりもり寿し近江町店。海鮮丼の名店が一気に開店する時間。選択肢が増える分、店選びに迷う贅沢な悩みが発生します。

STEP

少量派・回転寿司派:いきいき亭・近江町市場寿し。少量ずつ・回転寿司でつまむスタイル。「ガッツリより少量複数」派に最適。

STEP

市場全体が動き出す時間:人気店から徐々に混み始める。10時を過ぎると観光客が一気に増えるので、ここから先は”並ぶ覚悟”が必要になります。

朝7時開店の最速ルート|誰よりも早く金沢の海を食べる

「朝7時開店」――この響きに反応した方は、間違いなく旅上手です。誰よりも早く市場に入って、観光客が動き出す前に食事を終えて、午前中をフル活用したい。そういう旅程設計をしたい人のための、最速ルートを紹介します。

ゆたか水産|朝7時開店、店主が金沢港で自ら買い付け

朝7時開店の代表格がゆたか水産。たびらい観光情報の取材記事によると、ここの店主・西村さんは毎朝、金沢港の競り場で自ら買い付けをされているそうです。つまり、毎日その日の朝に上がった魚が、そのまま店に出る。市場メシの醍醐味そのままの店なんですよ。

「開店は市場内でも早い朝7時。店主が毎朝金沢港の競り場で自ら買い付ける。朝に海鮮丼を食べて午前中に帰路につく人も多い」
――たびらい観光情報(2024年6月)

注目すべきは「朝に海鮮丼を食べて午前中に帰路につく人も多い」というくだり。これ、まさに前泊出張族のためにある店です。金曜の夜に金沢入り→ホテルで一泊→土曜朝7時に近江町でゆたか水産の海鮮丼→9時には駅に戻って新幹線――こんな旅程が組めます。私はここではまだ食べていないんですが、口コミの方向性を見る限り、次回の金沢出張で最初に行く候補リストのトップに入っています。

海鮮料理 平井(近江町海鮮丼家)|7時開店・一人でも入りやすい

もう一店、朝7時開店の選択肢として海鮮料理 平井(近江町海鮮丼家)。るるぶ+で確認できた範囲では、朝7時から営業していて、一人客でも入りやすい雰囲気とのこと。出張族や一人旅の人にとって、これは地味に大事な要素なんですよ。

カウンター席メインの店だと一人でも気が楽ですが、座敷・テーブルメインの店だと「一人で大盛り行列」みたいな構図になって入りにくい。朝7時に一人で入っても自然――これがあると、出張族にはありがたいんですよね。最新の営業時間・定休日は、訪問前に公式情報を確認することをおすすめします。

旅ちゃんの所見|「朝7時開店組」を狙う旅程の組み方

朝7時開店組を狙うなら、旅程の組み方にコツがあります。金沢に前泊するのが大前提。当日朝に新幹線で来ても、東京発の最速便で金沢着は7時半前後。それから市場に向かうとなると、結局9時近くになります。前泊して、朝6時半に起きて、7時開店に合わせて市場入り――これが7時開店組を最大限活かす動き方です。

朝7時って早すぎない?せっかくの旅行なんだから、もうちょっとゆっくりでもよくない?

それがね、旅行の朝こそ早起きなんだよ。夜更かしじゃなくて朝活。観光客が動き出す前に終わらせるのがコツでね、朝7時の市場って、本当に空気が違うんだよ。地元の人が普通に買い物してる中に混ざって、混雑する前の店で海鮮丼を食べる――この体験は、9時に来た人には絶対味わえない種類のものなんですよ。

朝8時開店組|海鮮丼の主力ラインナップ

「7時はさすがに早すぎる」という方向けに、朝8時開店組を紹介します。近江町の海鮮丼の名店が一気に開店する、いわば朝食のゴールデンタイム。選択肢が一気に増える時間帯です。

市場屋(能加万菜)|朝8時開店、近江町市場総本店

朝8時開店の代表格が市場屋(能加万菜)。公式サイト(http://noukabanzai.jp/ichibaya/)には「近江町市場総本店」として案内されており、看板メニューは海鮮丼。市場の総本店という肩書きがあるだけに、観光客にも分かりやすい目印になります。

朝8時という時間も絶妙で、朝7時開店組より少し遅く、観光客がまだ動き出していない時間帯。「7時はちょっと早いけど、9時だと混んでいそう」という人にちょうどいい着地点です。初めての近江町なら、ここを軸に旅程を組むのは良い選択肢だと思います。

もりもり寿し 近江町店|朝8時、シャリ小さめネタ大ぶり

朝の寿司を食べたいならもりもり寿し 近江町店。朝8時から営業していて、特徴はシャリ小さめ・ネタ大ぶり。これがね、朝ごはんとして本当に正解な構成なんですよ。

朝から大盛りのご飯を食べると、午前中の観光が眠くなる。これは私が出張で何度も経験している”罠”です。シャリ控えめのお寿司なら、ネタの味をちゃんと楽しみながら、午後の動きにも響かない。食べログまとめでも「朝なら並ばず入りやすい」という声が見られ、朝食派にはぴったりの選択肢です。

いきいき亭 近江町店|ご飯と海鮮の”別盛り”スタイル

個性派の一店として外せないのがいきいき亭 近江町店。鮮魚通り沿いの小さな店で、ここの特徴は何と言ってもご飯と海鮮が別盛り(2段)で提供されるスタイル。最初は刺身として味わって、途中からご飯にのせて丼として食べる――この二段構えが、味の変化を楽しめて面白いんです。

「ネタの鮮度が良く、市場内の色々な店で海鮮丼を食べたが一番クオリティが高いと思う。朝食にはミニで丁度よく、回転寿司だと2,000円超えになるので価格的にも満足」
――食べログまとめ(口コミ抜粋)

「市場で食べた海鮮丼で一番」と書く人がいるほどの評価。ミニサイズなら2,000円以内に収まる価格設定も、朝ごはんにちょうどいいんですよね。私は今回ここでは食べていないんですが、口コミの方向性を見る限り、次回の金沢で必ず寄りたい店のひとつです。

山さん寿司 本店|サムネ映え抜群の金箔丼(行列覚悟)

「写真重視・サムネ映え狙い」なら、山さん寿司 本店が有力候補。器から溢れる豪快な海鮮丼に、金箔がトッピングされた”これぞ金沢”な一杯。SNSやブログでよく見かけるあのビジュアルです。

ただし、ここは行列覚悟の店。OnTrip JALや金沢観光推進委員会の情報では、海鮮丼発祥の店として知られる井ノ弥と並んで、人気のあまり週末ランチは2時間待ちもザラとのこと。それから注意点として、店内撮影は不可・料理のみ撮影OKという情報があります(出典:itta.me)。入店時に店員さんに確認するのが安全です。

こうした人気店こそ、朝の開店直後を狙うのが鉄則。開店前から並ぶ覚悟なら、朝のうちに金箔丼を堪能できます。「並んでも食べたい」「写真で残したい」――そういうこだわり派の方は、ぜひ朝に行ってみてください。

朝8時半〜9時開店組|回転寿司&少量で楽しむ派

「がっつり海鮮丼一杯」より「少量ずつ、色々な味を楽しみたい」という方には、朝8時半〜9時開店の回転寿司・少量楽しむ系の店をおすすめします。

近江町市場寿し|回転寿司・朝営業・北陸五点盛

このカテゴリーの代表格が近江町市場寿し。朝から営業している回転寿司で、看板メニューは「北陸五点盛」。カニ・甘エビ・のどぐろなど、北陸らしいネタが一皿で5種類楽しめる構成です。

「朝から営業の回転寿司。のどぐろ食べ比べや北陸五点盛など少量で楽しめる。ネタの鮮度が高く良心的な価格。朝ごはんに『おまかせ丼』を頼む人も多い」
――食べログまとめ(口コミ抜粋)

回転寿司のいいところは価格コントロールができること。「3,000円超の特上丼は予算的にきつい」という方も、回転寿司なら2,000円以内でしっかり楽しめます。先ほどのトリップアドバイザーの「観光地価格でびっくり」という声への、明確な答えがここにあるんですよね。

少量で複数店ハシゴしたい人へ

もう一つの楽しみ方が“少量ハシゴ”スタイル。回転寿司で2〜3皿つまんで、市場を歩いて生牡蠣を1個、最後にどじょうの蒲焼を1本――こういう食べ方が、実は近江町を一番味わえる方法だと私は思っています。

一店ガッツリで満腹になるより、3店少量ずつ。市場の楽しさは「いろいろ食べられる」ことそのものです。北は札幌の二条市場、南は那覇の牧志公設市場まで、いろんな市場で食べ歩きをしてきましたが、結局この”少量ハシゴ”がどこの市場でも正解でした。お腹に余裕を残しておくと、次の店で「あ、あれも食べたかった」が現実にできるんですよ。

海鮮丼以外の朝ごはん|食べ歩き&モーニング派

「海鮮丼が苦手」「朝から生魚はちょっと…」――そういう方のために、海鮮丼以外の選択肢も用意されています。近江町の懐の深さは、ここにもあります。

生牡蠣の食べ歩き|島田水産・川木商店

食べ歩きの定番中の定番が生牡蠣。市場内には島田水産・川木商店などの専門店があり、その場で殻を開けて、洗って、レモンを絞って渡してくれます。

「生ガキは大きさで400〜2,000円。その場で開けて洗って渡してくれる。レモンだけで一口、甘くてミルキー。市場価格としてはもう少し安いと嬉しいが満足」
――島田水産(食べログ・口コミ抜粋)

価格は500円前後〜2,000円程度。大きさで値段が決まる仕組みで、小さなものなら手軽に1個ずつ味わえます。私が食べた特大2,200円はかなり奮発した側で、普段使いなら500〜800円の小ぶりサイズで十分楽しめると思います。「ちょっと牡蠣だけ食べたい」という時にも入りやすい店です。

500円以下の食べ歩きグルメ

「予算を抑えて、いろいろ食べたい」という方には、500円以下の食べ歩きグルメが宝の山。各メディアの紹介情報をもとにまとめると、こんな選択肢があります。

  • どじょうの蒲焼:1本120円。地元の人にも愛される一品
  • メロン丼:500円。半玉に贅沢に盛り付けたフルーツデザート
  • 丸ごとオレンジジュース:300円。その場で絞る生ジュース
  • コロッケ・揚げ物各種:100〜200円台

これらを3〜4品組み合わせれば、合計1,500円以内で5種類の味を楽しめます。海鮮丼ガッツリより、こちらの方がコスパも市場体験度も上――そう感じる方も多いんじゃないでしょうか。なお、価格は店舗・時期で変動するので、現地の表示で要確認です。

市場の喧騒を離れてカフェモーニング

「市場の賑やかさも好きだけど、朝はもう少し静かに過ごしたい」――そういう気分のときは、近江町市場周辺のカフェでモーニングを取るのも選択肢です。市場の喧騒から数分歩けば、落ち着いた個人経営のカフェも点在しています。

近江町いちば館の2階にも飲食店街がありますが、こちらは11時開店の店が多いため、朝の時間帯には使えません。朝のモーニング目的なら、市場周辺の徒歩圏のカフェを事前にリサーチしておくのがおすすめです。「今日は海鮮の気分じゃない」という朝の逃げ道として、頭の片隅に入れておくと安心です。

食べ歩き・撮影のマナー|知らないと地元の人に嫌な顔される

ここまで店の話が続きましたが、もう一つ大事なテーマに触れさせてください。近江町市場には、知らないとトラブルになるマナーがあります。これ、観光ガイドにはサラッとしか書かれていないんですが、地元の人や店の人にとっては結構大事なポイントなんです。

歩き食べはNG|店先や指定スペースで立ち止まる

まず一つめ。近江町市場では現在、歩きながら食べるのは禁止です。これは安全面・マナー面の理由から、市場と店側で共通のルールになっています(じゃらん・ななめうえトラベル等で明記)。

「食べ歩き」という言葉のイメージで、屋台街みたいに歩きながら串を食べる――そんなイメージで来ると面食らうかもしれません。今の近江町は「店先や指定スペースで立ち止まって食べる」のがルール。生牡蠣も、どじょうの蒲焼も、その場でいただきます。

全国の有名市場を回ってきましたが、人気が出ると必ずこの流れになるんですよね。マナーを守る人が増えれば、結局その市場の体験価値は上がる。立ち止まって味わうほうが、味の細部まで感じ取れるし、写真も落ち着いて撮れる。実は「歩き食べ禁止」は、観光客にとっても得な話なんですよ。

店頭の鮮魚・カニは撮影NG|買ったもの・許可ありはOK

二つめのマナーは、撮影。店頭に並んでいる鮮魚・カニ・甲殻類は基本的に撮影NGです。これはitta.meなどでも明記されているルールで、商売物の見た目を勝手に撮られると困る、という店側の事情。当然のマナーです。

一方で、自分が買ったもの・注文したものはOK。先の実食レポでも書きましたが、私は今回、岩ガキを食べた店で店員さんに「撮ってもいいですか?」と一声かけたら、笑顔で「どうぞ」と返してもらえました。許可を求めれば、ほぼOKをもらえる。これは私の25年の市場体験から、間違いない肌感覚です。

撮影マナー まとめ
  • 店頭の鮮魚・カニ・甲殻類 → 基本NG
  • 買ったもの・注文した料理 → OK
  • 許可を取れば撮影OKの店が多数
  • SNS投稿目的なら、その旨を伝えると好印象

山さん寿司など店内撮影不可の店もある

注意点として、店内全体の撮影が不可の店もあります。前述の山さん寿司がその一例で、料理のみ撮影OK・店内の様子の撮影は不可、という方針(itta.me)。

これも、入店時に「撮影は可能ですか?」と一言聞けば、店員さんが丁寧に教えてくれます。勝手に撮ってトラブルになるより、入った瞬間に確認するほうが100倍楽。Vlogや旅行ブログを書く方は特に、この一言を習慣にしておくとトラブルなくいい画が残せます。

朝ごはん+金沢観光のモデルコース(半日)

朝ごはんが決まったら、次は「その後どう動くか」。近江町は観光地と歩きでつながっている立地なので、朝食後の動きまで設計してこそ、半日のフルコースが完成します。3つの旅程パターンを用意したので、自分のスタイルに合うものを選んでください。

早朝発|7:00朝食→9:00金沢城→10:00兼六園

体力に自信ある人向けの、朝7時スタートのフル活用コース

STEP

ホテル発。徒歩 or タクシーで近江町へ

STEP

ゆたか水産・平井系で朝食(海鮮丼)

STEP

市場の散策・お土産購入。お腹に余裕があれば食べ歩き追加

STEP

徒歩で金沢城公園へ(近江町から徒歩約10分)

STEP

兼六園へ。開園直後はまだ人が少ない

STEP

半日コース完了。午後は別エリアへ自由行動可

このコース、朝の人気観光地を全部「混む前」に回りきれるんですよ。金沢の朝の空気を一気に味わいたい人には、これが王道です。

ゆっくり発|8:00朝食→10:00ひがし茶屋街→主計町

「7時はちょっと早い」「もう少しゆっくり動きたい」という方向けの8時スタートコース

  • 8:00:市場屋・もりもり寿し近江町店で朝食
  • 9:00:市場の散策・お土産
  • 10:00:ひがし茶屋街へ(徒歩約15分または周遊バス)
  • 11:30:主計町茶屋街・浅野川エリアで散策
  • 12:30:半日コース完了。午後は自由行動

茶屋街は朝早すぎると店がほぼ閉まっているので、10時頃から動き出すこのコースが相性◎。カフェ巡り派にもおすすめです。

時間がない出張族向け|朝7:00朝食→9:00駅戻り

これは私のような出張族のための2時間ショートコース。前泊金沢で翌朝の新幹線移動――この旅程でも、朝の近江町体験はちゃんと組めます。

  • 6:30:ホテル発
  • 7:00:近江町到着・ゆたか水産で朝食
  • 7:45:市場でお土産購入(甘えびトリュフ・金箔加工品など)
  • 8:30:金沢駅へ戻る(徒歩15分 or バス)
  • 9:00:駅で新幹線

これ、私の今回の動きとほぼ同じです。2時間あれば、金沢の朝食体験+お土産まで完結します。出張のついでに金沢らしい朝を1食取れる――この設計力こそ、出張族の特権だと思っています。

季節で変わる主役|夏は岩牡蠣、冬は真牡蠣・カニ

近江町市場の朝ごはんは、季節で主役が変わります。同じ”生牡蠣”でも、夏と冬では別物。同じ海鮮丼でも、季節で乗るネタが違う。この季節感を知っているかどうかで、市場の楽しみ方が一段深くなります。

夏(6〜8月)|能登産岩牡蠣の濃厚さ

夏の主役は能登産の岩牡蠣。BONNOなどグルメ系メディアの情報をまとめると、5〜6月から出始めて、6〜8月が最盛期。大ぶりで濃厚な味わいが特徴です。

私が2026年5月23日に食べた特大の岩ガキは、まさにこの旬の入り口にあたるタイミング。「これから旨くなるよ」と店員さんが言っていたのが印象的でした。それでもあれだけ濃厚だったんですから、ピークの7月・8月はどんなことになっているのか――次の夏、確実にもう一回来る予定です。

冬(11〜3月)|穴水湾の真牡蠣、加能ガニ

冬の主役は穴水湾の真牡蠣、そして加能ガニ(ズワイガニ)。11月のカニ解禁とともに、市場は一気に冬モードに入ります。

ただし、ここは正直に書いておきます。カニ解禁期は価格が上がります。トリップアドバイザーの口コミでも「カニ解禁期に行ったら、海鮮丼が3,000円以上から。観光地という印象だった」という声があり、これは確かに事実の一面です。

ただ、これにも対処法があります。「カニ目当てなら覚悟して予算を組む」「カニを避けて他のネタを楽しむ」のどちらか。冬の近江町で「特上カニ丼3,000円」を求めるなら、それは観光体験の対価として納得して払う金額。一方で「冬でも2,000円以内に収めたい」なら、カニを外してブリ・寒鯖・牡蠣の海鮮丼や、回転寿司の少量盛りに切り替えれば全然可能です。頼み方と店選びで、価格はコントロールできる。これが冬の近江町の歩き方です。

旅ちゃんの結論|旬は店員に聞くのが一番

季節の話を整理してきましたが、最終的に一番確実な方法は何かというと、これはもう一つしかありません。店員さんに聞く。これに尽きます。

「今日のおすすめ、何ですか?」「今の時期、何が一番美味しいですか?」――この一言で、店員さんのテンションが明らかに変わります。市場の店員さんは、自分の扱う食材に誇りを持っている方が多い。だから、ちゃんと聞いてくる客には知識をどんどん出してくれる。これが情報誌や旅行サイトでは得られない、最も生きた情報なんですよ。

25年、出張で全国の市場を歩いてきましたが、この「聞く」一手間ができる客とできない客で、満足度はびっくりするくらい変わります。恥ずかしがらずに聞く――これが旅ちゃんからの、一番大事なアドバイスかもしれません。

近江町市場 基本情報(住所・営業時間・歴史)

最後に、押さえておきたい基本情報をまとめます。「初めての近江町、大丈夫かな」という不安をここで完全に消しておきましょう。

所在地・営業時間・定休日

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項目内容
名称近江町市場(通称「おみちょ」)
所在地〒920-0905 石川県金沢市上近江町50
市場全体の営業時間9:00〜17:00(目安/飲食店は7〜8時開店もあり)
定休日年始(1月1〜4日)中心/水曜定休の店が比較的多い
金沢駅からバス約5分/徒歩約12〜15分

※ 上記は2026年5月時点(金沢観光協会・近江町市場公式より)。個別の店舗ごとに営業時間・定休日は異なるので、目当ての店がある場合は事前確認をおすすめします。

享保6年(1721年)開設・300年の歴史

もう一つ、知っておくと近江町への愛着が深まる話。近江町市場は江戸時代の享保6年(1721年)開設、なんと約300年の歴史を持つ市場です。加賀藩の御膳所だった場所で、名前の由来は近江商人が作ったことから。

「金沢の台所」「市民の台所」として地元の人にも愛され続けている市場で、観光協会や自治体のページにも公式情報がしっかり整っています。「観光地化された怪しい施設」とは無縁の、歴史と信頼に裏打ちされた正統派の市場。初めて訪れる方も、安心して飛び込んでいい場所です。

狭い小路に約170店が軒を連ねていて、鮮魚・青果・精肉・惣菜・飲食店が混在。2009年には複合施設「近江町いちば館」も開業して、現代の利便性と300年の歴史が同居している――これが今の近江町市場です。

よくある質問(FAQ)

近江町市場の朝ごはんは何時から食べられる?

市場全体は9時から動き出しますが、飲食店は朝7時開店の店もあります。ゆたか水産・海鮮料理 平井などが朝7時開店、市場屋・もりもり寿し近江町店などが朝8時開店です。「市場の開店時間」と「飲食店の開店時間」は別物と覚えてください。

朝に行けば本当に並ばない?

朝7〜10時の時間帯は「待ち時間ゼロで入れた」という声が複数のメディアで一致しています。私自身も2026年5月の土曜朝に並びゼロでした。ただし大型連休は朝でも並ぶ可能性があるので、その時期は9時より前の早朝着を推奨します。

予約はできる?

近江町市場の朝の人気店は、予約不可・先着順のことが多いです。「朝に行く=予約不要」と考えてOK。ただし夜営業の店や繁忙期の特別席は予約可の場合もあるので、個別店舗での確認を。

一人で入れる店はある?

もりもり寿し近江町店、近江町市場寿し(回転寿司)、海鮮料理 平井などはカウンター席があり、一人客にも入りやすい構成です。出張族・一人旅にも対応しています。

子連れでも大丈夫?

大丈夫です。ただし市場の通路は狭く混雑時はベビーカーが通りにくいので、朝の空いている時間帯がおすすめ。回転寿司系は子連れにも入りやすい構成です。

雨の日はどうする?

市場は屋根のあるアーケード構造で、雨の日でも比較的快適に回れます。ただし駅からの徒歩は濡れるため、雨天時はバス(東口6〜9番のりば→武蔵ヶ辻・近江町市場下車)が安全です。

カードや電子マネーは使える?

店舗によって対応が分かれます。観光客向けの飲食店はカード・電子マネー対応が増えていますが、市場内の個人店は現金のみのケースも多いです。現金を多めに持っていくのが安全策。

駅から徒歩でも行ける?

徒歩約12〜15分で行けます。晴れた朝なら、町並みを楽しみながら歩くのもおすすめ。雨の日や荷物が多い時はバス(210円・5分)が便利です。

水曜定休が多いって本当?

はい、市場内には水曜定休の店が比較的多いです。水曜に近江町を訪れる予定なら、事前に目当ての店の定休日を確認しておくのが安全。年始(1月1〜4日)も多くの店が休みます。

歩き食べはダメと聞いたけど、じゃあどこで食べる?

店先や指定スペースで立ち止まって食べるのがルール。生牡蠣・どじょう蒲焼などの食べ歩き系も、買った店の前で食べ終えてから移動するのが正解です。「歩きながら食べる」のではなく「店先で味わってから歩く」と覚えておくとスムーズです。

まとめ|近江市場の朝ごはんは「朝7〜8時に動く」だけで満足度MAX

長い記事にお付き合いいただき、ありがとうございました。最後に、近江町市場の朝ごはんで本当に大事なポイントだけ、もう一度整理しておきます。

  • 店選び:海鮮丼派・寿司派・少量回転寿司派・食べ歩き派――タイプ別に決め打ち
  • 時間帯:朝7〜8時開店を狙う。9時を過ぎると混み始める
  • マナー:歩き食べはNG/店頭撮影は許可制/一声かければOKもらえる

この3つだけ押さえれば、近江町の朝ごはんはほぼ確実に「来てよかった」になります。2時間待ち・3,000円超の海鮮丼・歩き食べトラブル――よく聞く失敗パターンは、朝に動くだけで全部回避できる。これが、2026年5月に実際に行ってきた私からの結論です。

個人的な話をすると、私の中の「定年したらもう一度行きたい店リスト」に、今回の岩ガキの店も寿司の店も、しっかりと書き加えました。リストはすでに200軒を超えていますが、近江町はその中でも上位に来る予定です。妻と二人で、もう一度、朝の市場に行きたい――そんな店との出会いが、あと20年でいくつ作れるか。それを楽しみに、私はまた次の出張先で朝の市場を探します。

あなたの金沢の朝も、きっと「来てよかった」になります。早起きの一手間だけで、それが手に入る。ぜひ、明日の朝7時、開店直後の近江町に飛び込んでみてください。

迷ったら朝7時。これだけ覚えてください。30年出張で全国回ってきた人間が言うんだから、間違いないですよ。あ、それと、店員さんに「今日のおすすめ何ですか?」って聞くの、忘れずに。あれが市場メシの一番の楽しみ方ですから。

※ 本記事の情報は2026年5月時点の調査・実体験に基づきます。営業時間・定休日・価格・アクセスは変動するため、訪問前に各店公式・近江町市場公式(https://ohmicho-ichiba.com/)・金沢観光協会(https://www.kanazawa-kankoukyoukai.or.jp/)等で最新情報をご確認ください。

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