北鎌倉の明月院の見所:明月院ブルー(紫陽花)や円窓を散策

【PR】この記事には広告を含む場合があります。
北鎌倉明月院

明月院ブルーと呼ばれる紫陽花の名所として知られる北鎌倉の明月院。

2025年6月、例年にない猛暑日和の中でも、その美しさは健在でした。

今回は実際の訪問体験をもとに、明月院の見どころやおすすめの巡り方を詳しくご紹介します。

これらの情報を押さえておけば、シーズンを問わず明月院をより深く楽しめます。参拝前には拝観料・時間の最新告知をチェックし、混雑期は早朝到着やオンライン「あじさい券」の活用で快適に巡ってください。

目次

明月院の見所(まとめ)

明月院ブルーの紫陽花
明月院ブルーの紫陽花

明月院の魅力をご紹介します。詳細はこちら>>>

有名な「明月院ブルー」のあじさい
明月院といえば、やっぱりあじさいですよね。約2,500株もあるあじさいの大部分がヒメアジサイという品種で、それが作り出す青一色の世界は本当に圧巻です。6月中旬から下旬にかけてが一番美しい時期で、参道を埋め尽くす独特の青色は「明月院ブルー」と呼ばれて親しまれています。

心が洗われる「悟りの窓」
本堂にある丸い窓からのぞく景色が、まるで絵画のような美しさなんです。この窓は禅の「円通」という教えを表しているそうで、春夏秋冬それぞれ違った表情を見せてくれます。特に紅葉の季節や雪化粧した庭園を額縁のように切り取った景色は、思わず見入ってしまいます。

隠れた名所、本堂後庭園
こちらは別料金がかかりますが、実は穴場なんです。5月下旬から6月上旬にはハナショウブが、11月下旬から12月上旬には紅葉が特別公開されます。池の周りをゆっくり歩ける庭園で、表の混雑を忘れるほど静かで落ち着けますよ。

歴史を感じる明月院やぐら
鎌倉で最大級の横穴式のお墓で、上杉憲方という人のお墓だそうです。岩壁をくり抜いた内部には釈迦如来や十六羅漢の浮彫りがあって、当時の技術の高さに驚かされます。

心が落ち着く枯山水庭園と竹林
白い砂と青々とした苔、すっと伸びた竹が作り出す景色は、まさに禅の世界そのもの。シンプルだからこそ美しいというか、四季の花との対比も見事です。

写真に収めたくなる可愛いスポット
参道の脇にひっそりと佇む「花想い地蔵」や、月とうさぎの伝説にちなんだウサギ小屋なんかも、写真好きの方には人気のスポットです。特にうさぎたちは「宇宙ステーション」と呼ばれていて、見ているだけで癒されますよ。

明月院を知る

明月院は、紫陽花だけではなく、歴史ある名刹としても多くの人に親しまれています。

寺の由来を知ると、見学の楽しさも深まります。

紫陽花の名所として有名な明月院ですが、歴史を知るともっと好きになります。

  • 明月院の歴史
  • 別名「あじさい寺」

実際に訪れてみると、静かな境内に深い歴史の香りを感じました。

あじさい寺と呼ばれる理由も納得の風景です。

では、まずは明月院の由来から見ていきましょう。

歴史と由来

明月院の始まりは、鎌倉時代にまでさかのぼります。

もとは禅興寺という大寺院の一部で、戦国時代の混乱で焼失後、明月院だけが残りました。

このお寺は、室町幕府の重臣・上杉憲方によって整備されました。

鎌倉五山文化の中で大きな役割を果たしていたこともあり、静かで落ち着いた空気が流れています。

  • 鎌倉時代に創建
  • かつては禅興寺の塔頭
  • 室町時代に上杉憲方が整備
  • 江戸時代以降も現存

誰が建てたのか

  • 創建者(起源)
    1160 年、山内首藤経俊(やまのうち すどう つねとし)が父・俊通の菩提を弔うために建立した「明月庵」が出発点。
  • 中興開基(現在の明月院へ拡張)
    1380 年、関東管領・上杉憲方(うえすぎ のりかた)が荒廃した寺域を再興し、塔頭名を「明月院」と定めた。開山(初代住職)は禅僧・密室守厳。
西暦出来事関係人物
1160 年(永暦元)山内首藤経俊が、平治の乱で討死した父・俊通の菩提を弔うため庵堂「明月庵」を創建。山内首藤経俊
1256 年(康元元)5 代執権北条時頼が別邸最明寺を建立、後に禅興寺の前身となる。北条時頼
1380 年(康暦 2)関東管領・上杉憲方が荒廃した寺域を中興し、名称を「明月院」と改める。開山は密室守厳。上杉憲方・密室守厳
室町末~戦国期関東十刹一位となり、上杉氏の菩提寺として保護を受ける。
1868 年(明治元)神仏分離で禅興寺が廃絶し、塔頭だった明月院だけが残存。

たとえば、境内には上杉憲方の墓所も残っており、歴史ファンにはたまらないスポットです。

紫陽花に目を奪われがちですが、歴史を感じながら歩くとさらに深く楽しめます。

明月院の背景を知ると、自然と建物や石仏に目が向いてきます。

鎌倉の長い歴史の一端を感じながらの散策は、特別な時間になります。

歴史を知ることで、ただの観光が深い体験へと変わります。

明月院は、紫陽花だけでは語れない奥行きがあるお寺です。

歴史を知ると、静かな境内が一層魅力的に映ります

「明月院」寺名の起こりと別名「あじさい寺」

明月院の紫陽花
明月院の紫陽花

「明月院」という名前は、室町時代の上杉憲方の法号「明月院殿」からきています。

現在では「アジサイ寺」として全国に名を知られるようになりました。

6月には約2,500株もの紫陽花が咲き誇ります。

中でも青一色に統一された“明月院ブルー”は、ここでしか見られない風景です。

  • 上杉憲方の法号に由来
  • 6月に約2,500株の紫陽花
  • 青色で統一された「明月院ブルー」
  • あじさい寺として全国的に有名

2025年の6月も非常に暑い日が続きました。

しかし、明月院の境内は別世界のように涼しく、まだ紫陽花が見頃を保っていました。

境内の道の途中には澄んだ水が流れ、静かな風が心地よく吹いていました。

まさに「涼を感じる名所」です。

明月院がなぜ「あじさい寺」と呼ばれるのか、足を運べば一目瞭然です。

紫陽花の中でも、明月院ブルーは本当に特別ですよ

明月院見学前の基本情報

明月院へ訪れる前に、拝観時間やアクセス方法などを確認しておくと安心です。

北鎌倉の中でも観光客が集中しやすいため、混雑回避のポイントも事前に押さえておきましょう。

早朝に行って正解でした!
それでも人気スポットなので人は多かったです。

  • 明月院の場所と地図
  • 拝観時間と料金
  • アクセス方法
  • 混雑を避けるコツ

2025年6月下旬の訪問では、朝8時半に到着してもすでに多くの人が訪れていました。

混雑が苦手な人は、開門直後を狙うのがおすすめです。

それでは、基本情報から順に確認していきましょう。

明月院へのアクセス

  • 電車
    JR 横須賀線「北鎌倉駅」東口から徒歩約 8~10 分。駅改札を出て鎌倉方面へ線路沿いを進み、踏切を渡らずに県道 21 号を左折。浄智寺を過ぎてすぐ左手。
  • バス
    鎌倉駅東口 5 番乗り場から江ノ電バス「大船駅東口」行き→「明月院」下車すぐ(本数少)。

  • 寺に駐車場無し。周辺のコインパーキングも台数が少ないため公共交通機関推奨

明月院の住所・マップ

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
目次